チェンマイにあるタイ政府文部省厚生省公認の公式スクール
Chiangumai Classic Art
Thai Massage School『CCA』
認定のインストラクターがチェンマイ式の基礎と応用を
本校と同じテキスト・指導方法で本校の教えのままお伝えし
~タイ古式マッサージの歴史~
タイ古式マッサージの歴史を遡ると2500年前のインドに行き着きます。
当時、仏教僧たちを救っていた仏教医学が、仏陀の主治医であり仏教医学会の中心人物でもあったインド人医師シワカ・コマラパ氏によりタイに伝えられました。
この仏教医学に中国の漢方医学とタイの人たちの経験医学が融合し
『タイ古式マッサージを施す』
『タイハーブを処方する』
『マントラを唱える』
この3つを柱としたタイ伝統医学が生まれました。このことから今日でもDr.シワカ・コマラパ氏は医療従事者のみならずタイ国民にも『タイ古式マッサージの父』『医学の父』と讃えられています。
かつて『ワット』と呼ばれる仏教寺院は、庶民のコミュニケーションの中心でした。ワットは仏教を学ぶ場であり、同時にマッサージを学ぶ場でもありました。僧侶から僧侶へ、また僧侶から人々へ、そして親から子へとマッサージは伝承され進化を遂げました。
時代の流れや現代医学の流入に伴いタイ古式マッサージを取り巻く環境は変わり続け、1936年にはタイ伝統医学からはずされます。
しかし、医学から切り離されたことにより厳格なタイマッサージから脱皮して大衆の物となったタイ古式マッサージはリラクゼーションマッサージとして発達します。
1991年にはタイ伝統医学のタイ古式マッサージをベースにバンコク式タイ古式マッサージのカリキュラムが組み立てられました。
簡単、安全、分かり易くなったこともあり、政府認定のマッサージスクール等を通して世界中に広がり、私たちも気軽に受けたり、学んだりできるようになりました。
タイ古式マッサージの分類
タイマッサージのスタイルは2つに分類されます
1つ目は、現在はロイヤルマッサージと呼ばれていますが、王室の中で育まれ、目下の者が目上の者に施すことから厳格な作法を用いて行われ、お互いに痛みを伴う治療を目的とした指圧中心の宮廷マッサージ(ラーチャサムナック)
2つ目は、庶民の中で自然発生的に生まれ、掌、肘、膝、足を使ってフリースタイルで行われ、クライアント、セラピストの双方に心身の健康をもたらす、健康増進を目的とした庶民のリラクゼーションマッサージ(チャロイサック)
現在、一般的に広まっているバンコク式とチェンマイ式の2つはチャロイサックにあたります。ラーチャサムナックの先生達により宮廷マッサージを分かり易く、簡単にアレンジしたものがバンコク式タイマッサージです。
~チェンマイ式タイ古式マッサージの背景~
タイ北部にあるランナー地方出身で、ランナーのマッサージを学んだとされる故シントン・チャイチャカン氏が、1957年ワットポーの伝統医学校で研修後、1961年まで教鞭をとった後にチェンマイに帰郷し、1962年にシワカ・コマラパタイ伝統医学校を設立しました。
これが通称オールドメディスンで『チェンマイ式タイ古式マッサージ』発祥のタイマッサージスクールも付属しています。
シントン氏は、バンコク式タイ古式マッサージにランナーの技をふんだんに盛り込んだタイマッサージのカリキュラムを築き上げてここで教え始めました。このカリキュラムが今日のチェンマイ式ベーシックの元になっています。
また、このスクールからは沢山の先生達が輩出され、その先生達によりマッサージスクールがいくつも創られ今に至ります。
~チェンマイ式タイ古式マッサージの特徴~
タイ古式マッサージはタイ伝統医学の理論がベースとなっています。
4タート(元素)理論と10SEN理論の上に成り立ち
①エナジーライン上のポイントを「点」でとらえて押す指圧『エナジーポイントマッサージ』
②エナジーラインの経路「線」を押してエネルギーの流れを整える『エナジーラインマッサジ』
③エナジーラインを『面・立体』的に捉えて延ばしたり捻じったりする『ストレッチマッサージ』
この3つのテクニックを用います。
タート理論(元素)
宇宙は『土・水・風・火』の4つの元素で成り立っていると考えられ、小宇宙である人間も同じように 土(骨・筋肉) 水(血液・リンパ液) 風(生理機能) 火(新陳代謝) から成り立ち
タートのバランスが崩れると、自然界では天変地異が起こり、人間は体調不良や病気を招くと考えられています。
10SEN理論
人間には72000本ものエネルギライン=SEN(経絡)が全身に張り巡らされており、4タートのバランスを担う生命エネルギー(気=プラーナ)はこのエネルギーライン=SEN(経絡)を通して運ばれていきます。
72000 本もの中の10本を主要経路と考え、この10本の主要エナジーライン=SEN(経絡)を指圧やチェンマイ式タイ古式マッサージの要とも言えるストレッチで 刺激することにより、生命エネルギーの流れが促進され→4タートのバランスが整い→自然治癒力が増し→心身は健康へと導かれます
また、10本のSENのうち7本が下半身を通っているため、タイ古式マッサージは脚の施術がポイントとなります。
脚を丹念にほぐすと下半身だけでなく上半身の体温も上昇し、内臓、血液、ホルモン、免疫などを司る自律神経が活性化され、全身をほぐすことに繋がります。
別名 『二人でするyoga』 『二人瞑想』と言われ、施術を施すセラピストの心身に優しいことも特徴の一つです。
タイチェアーマッサージとは
タイチェアーマッサージは椅子に座って行うタイ式マッサージです。
指圧とストレッチを効果的に組み合わせて腰、背中、首、腕、手を丁寧にほぐしていきます。
タイチェアーマッサージを行うにあたり、マッサージチェアーがあれば尚可ですが、ご家庭やオフィスの椅子でも可能です。
マットが不要な分、狭いスペースでも施術することが出来、お着替えがの必要が無いところも魅力です。仰向けやうつ伏せが辛い方への施術もお勧めです。
ペアストレッチとは
ストレッチは、関節や筋肉の柔軟性UP,姿勢の改善、心身の疲労回復、血行促進、リンパ液の循環UP、浮腫みの軽減、怪我や痛みの予防など様々な効果が期待できます。
手軽に行えるセルフケアの一つですが、単体で行うと、力みすぎて思うように伸ばせなかったり、逆にオーバーストレッチになってしまったりと中々難しいですね。
ペアで行うストレッチは、単体で行う時に比べると力が加わり易く効果を得やすいというメリットがあります。
また、信頼できるパートナーに身体を委ねて行うと、ストレッチの要でもある脱力が容易にできることもあり、身体の奥深くまで響くストレッチを行うことができます。
少しのスペースとパートナーがいれば自宅で簡単に行うことができるのも魅力の一つですね。
是非、日々の生活の中に癒しのひと時を取り入れてみて下さい♪